食べると痩せるものとは?ダイエット中に積極的に取るべき食材の選び方・理由・食べ方を解説

「食べると痩せるものなんて存在するの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

「痩せるためには食べる量を減らすしかない」という考え方は広く浸透していますが、食材の種類によって「食べてもカロリーとして蓄積されにくいもの」「食べるほど満腹感が高まってトータルのカロリー摂取が抑えられるもの」「食べることで体脂肪を落としやすい体をつくるもの」が存在します。

これらの食材を正しく理解して積極的に取り入れることで、「我慢するだけのダイエット」から「食べながら痩せる食事設計」へと切り替えることができます

本記事では、「食べると痩せるもの」が存在する科学的な理由から、たんぱく質・野菜・海藻・きのこ・主食代替食材など食材カテゴリー別の具体的な一覧・正しい食べ方まで、科学的根拠にもとづいてわかりやすく解説します。

スーパーで今すぐ買えて毎日の食事に取り入れやすい食材を厳選してお伝えするので、ぜひ最後まで読んでください

目次

「食べると痩せるもの」が存在する3つの理由

「食べると痩せる」という言葉は一見矛盾しているように聞こえますが、食材の特性を正しく理解すると、これが科学的に根拠のある考え方であることがわかります。

「食べると痩せるもの」が存在する理由は3つあり、「食事誘発性熱産生が高い」「低カロリーで高食物繊維の食材が満腹感をつくる」「筋肉量を守って基礎代謝を維持する食材がある」という3つの仕組みにもとづいています

この3つの仕組みを理解することで、単に「何を食べるか・何を食べないか」という制限の発想から、「どの食材を選べば体脂肪を落としながら食事を楽しめるか」という積極的な発想に切り替えることができます。

理由①:食事誘発性熱産生(DIT)が高い食材はカロリーとして蓄積されにくい

「食べると痩せるもの」が存在する最大の理由が、食事誘発性熱産生(DIT:Diet Induced Thermogenesis)の違いです。

食事誘発性熱産生とは、食べ物を消化・吸収・代謝する過程でエネルギーが熱として消費される現象のことで、すべての食べ物で同じ割合が消費されるわけではありません。

三大栄養素のなかで食事誘発性熱産生がもっとも高いのはたんぱく質で、摂取したカロリーの約30%が消化・吸収の過程で熱として消費されます

脂質の食事誘発性熱産生は約4%・炭水化物は約6%であることと比べると、たんぱく質の30%という数値の高さが際立っています。

つまり、100kcalのたんぱく質食品を食べると、消化・吸収だけで約30kcalが消費されて体に蓄積されるのは実質70kcal程度になる計算です。

この特性が「高たんぱく質の食材は食べてもカロリーとして蓄積されにくい」理由であり、ダイエット中にたんぱく質を多めに摂ることが推奨される科学的な根拠のひとつです

理由②:低カロリー・高食物繊維の食材は満腹感をつくる

「食べると痩せるもの」が存在する2つ目の理由が、低カロリーでありながら満腹感をつくる食材の存在です。

食物繊維を豊富に含む食材(野菜・きのこ・海藻・豆類・全粒穀物など)は、カロリーが非常に低いにもかかわらず胃腸内でかさが増えて物理的に満腹感をもたらします。

厚生労働省 e-ヘルスネット「食物繊維の必要性と健康」によると、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにし・コレステロールの吸収を抑制し・腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えるなど多くの生理機能があることが示されています。[2]

水溶性食物繊維は水に溶けてゼリー状になることで食後の血糖値の急上昇を抑えてインスリンの過剰分泌を防ぎ、脂肪蓄積を起こりにくくします。

不溶性食物繊維は腸内で水分を吸収して膨らみ便のかさを増やすため、少量でも胃が満たされた感覚が長続きします。

「カロリーは低いのに満腹感が得られる」という特性を持つ食材を積極的に食事に取り入れることで、トータルの摂取カロリーを自然に抑えながら体重を落とすことができます

理由③:筋肉量を守る食材は基礎代謝を維持する

「食べると痩せるもの」が存在する3つ目の理由が、筋肉量を守って基礎代謝を維持する食材の存在です。

基礎代謝とは安静にしていても生命維持のために消費される最低限のエネルギーであり、厚生労働省 e-ヘルスネット「加齢とエネルギー代謝」によると骨格筋は基礎代謝全体の約22%を占めています。[5]

つまり筋肉量が多いほど、何もしていなくても消費カロリーが高い「痩せやすい体」が維持されます。

ダイエット中にたんぱく質が不足すると体は筋肉を分解してエネルギーを補い、筋肉量が低下して基礎代謝が落ちます。

基礎代謝が落ちると同じ食事量でも体重が落ちにくくなり、ダイエットをやめた後にリバウンドしやすくなるという悪循環が生まれます。

高たんぱく質の食材を積極的に食べることで筋肉量を守りながら体脂肪だけを落とすことができ、これが「食べることで痩せやすい体をつくる」という正確な意味での「食べると痩せるもの」の核心です

たんぱく質カテゴリー:食べると痩せるもの

たんぱく質を豊富に含む食材は「食べると痩せるもの」のなかでも最優先で取り入れるべきカテゴリーです。

前章で解説したとおり、たんぱく質は食事誘発性熱産生が三大栄養素のなかでもっとも高く、筋肉量を守って基礎代謝を維持し、腹持ちをよくして過食を防ぐという3つの方向から体重を落とすことをサポートします。

ダイエット中の目安として、体重1kgあたり1.2〜1.5gのたんぱく質摂取が筋肉量の維持に効果的とされており、体重60kgの方であれば1日72〜90gが目安です(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」)。[4]

ここでは「高たんぱく・低カロリー・低脂質」という3つを満たす代表的な食材を解説します。

鶏むね肉・ささみ

鶏むね肉(皮なし)は「食べると痩せるもの」のなかでもっとも代表的な食材のひとつです。

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」によると、鶏むね肉(皮なし)は100gあたりたんぱく質24.4g・エネルギー113kcal・脂質1.9gという理想的な栄養バランスを持っています。[1]

同じ100gで比べると豚バラ肉(395kcal・脂質35.4g)の約3分の1以下のカロリーで、同等以上のたんぱく質を摂取できます。

鶏ささみは100gあたりたんぱく質24.6g・エネルギー107kcal・脂質0.8gと鶏むね肉よりもさらに低カロリー・低脂質であり、カロリー管理をより厳密におこないたい時期に適した食材です。

調理時のパサつきを防ぐためには、塩麹・ヨーグルト・酒などで下味をつけてから低温でゆでるか蒸し調理をおこなうとしっとりした食感に仕上がります。

鶏むね肉1枚(200〜250g程度)で1日のたんぱく質推奨量(女性50g)をほぼカバーできるため、コストパフォーマンスに非常に優れた「食べると痩せる食材」の代表格です

卵は「完全栄養食」と呼ばれるほど栄養バランスに優れた食材であり、ビタミンCと食物繊維以外のほぼすべての栄養素を含んでいます。

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」によると、全卵(生)は1個(約50g)あたりエネルギー71kcal・たんぱく質6.1g・脂質4.8gです。[1]

卵のたんぱく質はアミノ酸スコア(必須アミノ酸のバランスを示す指標)が100と非常に高く、体内での利用効率が優れているため少量でも筋肉の材料として効果的に活用されます

ゆで卵は調理が簡単で持ち運びしやすく間食にも取り入れやすいため、食事と食事の間の空腹感を血糖値の急上昇なく抑えるうえで最適な「食べると痩せる食材」です。

調理法はゆでる・蒸す・焼く(油なしまたは少量)が低カロリーに仕上げやすく、揚げる・マヨネーズと和えるといった調理法は脂質が増えるため量に注意が必要です。

1日1〜2個の摂取は健康上問題なく、たんぱく質と多様な栄養素を手軽に補給できるという意味で「食べると痩せるもの」として日常的に活用しやすい食材です

豆腐・納豆

豆腐と納豆は植物性たんぱく質を手軽に摂取できる優秀な「食べると痩せる食材」です。

木綿豆腐は100gあたりエネルギー73kcal・たんぱく質7.0g・脂質4.2gで、絹ごし豆腐は100gあたりエネルギー56kcal・たんぱく質4.9g・脂質3.0gです(文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より)。[1]

豆腐は水分量が多くボリューム感があるため食事のかさ増しに非常に便利であり、肉料理に加えることでたんぱく質量を増やしながら全体のカロリーを抑えることができます

納豆は1パック(45g)あたりエネルギー81kcal・たんぱく質7.4gで、さらに食物繊維2.7g・ビタミンK2・ナットウキナーゼなど健康に有益な成分を多く含んでいます。

納豆に含まれる食物繊維は腸内環境を整えて善玉菌を増やす効果があり、腸内環境が整うことで代謝が活発になって体脂肪が落ちやすい体内環境がつくられます。

豆腐・納豆は植物性たんぱく質のイソフラボンも含み、女性ホルモンに似た働きをすることから女性の体調維持にも役立つとされており、女性のダイエット中に積極的に摂るべき食材のひとつです

魚介類(鮭・ツナ缶水煮・タラ)

魚介類は動物性たんぱく質のなかでも低脂質・低カロリーなものが多く、「食べると痩せるもの」として積極的に活用すべきカテゴリーです。

鮭は100gあたりエネルギー124kcal・たんぱく質22.3g・脂質4.1gで、低カロリー高たんぱくでありながらビタミンD・ビタミンEなどの脂溶性ビタミンも豊富に含んでいます。

ツナ缶(水煮)は100gあたりエネルギー71kcal・たんぱく質16.0gと非常に低カロリーで高たんぱくであり、常温保存できるため手軽さと経済性に優れた「食べると痩せる食材」です

ただし油漬けのツナ缶は100gあたりエネルギーが約267kcalと高いため、ダイエット中は必ず水煮タイプを選ぶことが重要です。

タラは100gあたりエネルギー72kcal・たんぱく質17.6g・脂質0.2gと、魚介類のなかでも屈指の低カロリー・低脂質・高たんぱくな食材です。

アクアパッツァ・鍋・ホイル焼きなど油を使わない調理法と相性がよく、あっさりしているため毎日の食事に飽きずに取り入れやすい点もダイエット食材として優れており、魚介類を週に3〜4回取り入れることが「食べると痩せる食事」の基盤になります

野菜・海藻・きのこカテゴリー:食べると痩せるもの

野菜・海藻・きのこは「食べると痩せるもの」のなかで「量を気にせずたくさん食べてよい」カテゴリーに属する食材群です。

カロリー密度がきわめて低く食物繊維・ビタミン・ミネラルを豊富に含んでいるため、食事の満足感を高めながらカロリーを抑えるうえで非常に重要な役割を果たします。

農林水産省・厚生労働省が策定した食事バランスガイドでも、副菜として野菜・海藻・きのこを1日5〜6皿分(350g以上)摂取することが推奨されており、ダイエット中こそ積極的に活用すべき食材群です

きのこ類(しめじ・しいたけ・えのき)

きのこ類は「食べると痩せるもの」のなかでも最強クラスのカロリー削減食材であり、「料理に何を加えるか迷ったときはきのこ」というほど汎用性が高いです。

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」によると、しめじは100gあたりエネルギー22kcal・しいたけ(生)は25kcal・えのきは34kcalと、いずれも100gあたり20〜35kcalというきわめて低カロリーです。[1]

にもかかわらず食物繊維・ビタミンD・ビタミンB群(ナイアシン・葉酸・パントテン酸)・カリウムなど多くの栄養素を含んでおり、「カロリーは低いが栄養は豊富」という理想的な食材特性を持っています

きのこ類の食物繊維は水溶性と不溶性の両方を含んでおり、血糖値の急上昇を抑えながら腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える効果も期待できます。

また、きのこは独特の歯ごたえがあってよく噛む必要があるため、自然と咀嚼回数が増えて摂食中枢への刺激から満腹感を得やすくなります。

炒め物・スープ・鍋・和え物など、あらゆる料理に加えられる汎用性の高さも、毎日の食事でかさ増しと栄養補給を同時に実現する「食べると痩せる食材」として優れている点です

海藻類(わかめ・ひじき・めかぶ)

海藻類はカロリーがきわめて低く食物繊維とミネラルを豊富に含む「食べると痩せる食材」です。

わかめ(生)は100gあたりエネルギー14kcal・食物繊維3.6g・カリウム730mgと低カロリーでありながらカリウムが豊富でむくみ解消に役立ちます。

ひじき(乾燥)は100gあたり食物繊維43.3gと食物繊維含量がきわめて高く、少量でも食物繊維をしっかり補給できる食材です

めかぶ(味付けなし)は100gあたりエネルギー9kcal・食物繊維2.4gで、フコイダンという水溶性食物繊維を豊富に含み、食後の血糖値の急上昇を強力に抑える効果が期待できます。

海藻に含まれるアルギン酸・フコイダンなどの水溶性食物繊維は、食事の最初に摂ることで食事全体の血糖値の上昇を緩やかにする効果があり、「食べると痩せるもの」として食前・食事の最初に取り入れることが効果的です。

カルシウム・マグネシウム・ヨウ素などのミネラルも豊富で、ダイエット中に不足しやすいミネラルの補給源としても優れており、みそ汁・サラダ・酢の物などに毎日少しずつ加えるだけで食物繊維とミネラルを効率よく摂取できます

ブロッコリー・小松菜・キャベツ

緑黄色野菜・淡色野菜は「食べると痩せるもの」のなかで、たんぱく質食材と組み合わせることで栄養バランスを整えながらカロリーを抑える副菜の主役です。

ブロッコリーは100gあたりエネルギー33kcal・たんぱく質4.3g・食物繊維4.4g・ビタミンC140mgと、野菜のなかでは高たんぱくでビタミン・食物繊維が豊富な優秀な食材です

とくにビタミンCはたんぱく質の代謝をサポートするコラーゲン合成に必要な栄養素であり、鶏むね肉や魚と組み合わせて摂ることで相乗効果が期待できます。

小松菜は100gあたりエネルギー13kcalとほぼノーカロリーでありながら、カルシウム170mg・鉄2.8mg・カリウム500mgと多くのミネラルを含み、ダイエット中に不足しやすい栄養素を効率よく補給できる食材です。

キャベツは100gあたりエネルギー23kcal・食物繊維1.8gで、ビタミンU(キャベジン)と呼ばれる胃粘膜を保護する成分を含んでおり、食事の最初にたっぷり食べることで食べすぎを自然に防ぎやすくなります

これらの野菜は蒸す・茹でる・生食など調理法が多彩で、食事のかさを増やしながらカロリーをほとんど追加せずに済む「食べると痩せる食材」の基本的な存在です

こんにゃく・もやし

こんにゃくともやしは「食べると痩せるもの」のなかで「かさ増し食材」として圧倒的な効果を発揮する食材です。

こんにゃくは100gあたりエネルギーがわずか5kcalで、そのほぼ全体が水分と食物繊維(グルコマンナン)で構成されています

グルコマンナンは水分を吸収してゼリー状に膨らむ水溶性食物繊維で、胃腸内で膨張することで強い満腹感をもたらし、糖質や脂質の吸収を抑える効果も期待されています。

もやし(緑豆もやし)は100gあたりエネルギー14kcalと非常に低カロリーでありながらビタミンC・食物繊維・カリウムを含み、安価で入手しやすいことから日常的なかさ増し食材として最適です。

炒め物・鍋・和え物・スープなどあらゆる料理に加えることができ、食事のボリュームを増やしながらカロリーを抑えるという「かさ増し」効果を最大限に発揮します。

こんにゃく麺や白滝を使った麺料理の代替は、麺類好きの方がカロリーを抑えながら満足感を得るための有効な選択肢であり、「食べると痩せるもの」として日々の食事に組み込む方法として実践しやすいです

主食・その他カテゴリー:食べると痩せるもの

主食は「ゼロにする必要はないが、選び方によって体重の落ちやすさが大きく変わる」カテゴリーです。

白米・食パン・精製された小麦粉を使う麺類を食物繊維と栄養素が豊富な低GI食品に置き換えることで、同じカロリーでも血糖値の急上昇を抑えて脂肪蓄積を起こりにくくする「食べると痩せる主食」を選ぶことができます

またたんぱく質と腸内環境を同時に意識できる乳製品・豆乳などは間食として取り入れることで、ダイエット中の食欲コントロールにも貢献します。

オートミール・玄米・雑穀米

オートミール・玄米・雑穀米は、白米の代替として「食べると痩せるもの」として注目されている低GI食品です。

オートミールは100gあたりエネルギー350kcal・たんぱく質13.7g・食物繊維9.4gで、白米(炊いた状態100gあたり156kcal)より食物繊維が豊富で消化・吸収がゆっくりのため血糖値の急上昇を抑えやすいことが特徴です(文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より)。[1]

オートミールに含まれるβ-グルカンという水溶性食物繊維は、食後の血糖値上昇の抑制・LDLコレステロールの低下・腸内環境の改善に効果があることが研究で示されており、「食べると痩せる主食」の代表格です。

玄米は白米と比べて食物繊維が約3倍・ビタミンB群・ミネラルが豊富で、血糖値の上昇が緩やかな低GI食品として知られています

雑穀米は白米に麦・黒米・あわ・ひえなどを混ぜたもので、白米の食感を保ちながら食物繊維とミネラルを補える食材であり、白米からの切り替えにもっとも取り入れやすい選択肢のひとつです。

「主食を変えるだけで痩せやすくなる」という言葉は決して誇張ではなく、白米から雑穀米・玄米・オートミールへの置き換えは、食物繊維の摂取量を増やして血糖値の急上昇を防ぎ、満腹感を持続させてトータルの摂取カロリーを抑えるという確かな「食べると痩せる」効果が期待できます

ギリシャヨーグルト・無調整豆乳

ギリシャヨーグルト(無糖)と無調整豆乳は、ダイエット中の間食・朝食として取り入れやすい「食べると痩せる食材」です。

ギリシャヨーグルト(無糖)は100gあたりエネルギー59kcal・たんぱく質10.0gと、一般的なプレーンヨーグルト(100gあたりたんぱく質3.6g)の約3倍近くのたんぱく質を含んでいます

乳酸菌・ビフィズス菌などの有益な腸内細菌を含む発酵食品であるため、腸内環境を整えることで代謝を高めて体脂肪が落ちやすい体内環境をつくる効果も期待できます。

砂糖が加えられたヨーグルト・フルーツ入りヨーグルトはカロリーと糖質が高くなるため、ダイエット中は必ず「無糖・プレーン」タイプを選ぶことが鉄則です

無調整豆乳は100mlあたりエネルギー44kcal・たんぱく質3.6gで、調製豆乳(砂糖・塩などが加えられたもの)と比べてカロリーが低く、植物性たんぱく質として毎日の食事のベースに取り入れやすい「食べると痩せる飲み物」でもあります。

大豆イソフラボンを含む点から女性ホルモンバランスの維持にも役立つとされており、女性のダイエット中に積極的に取り入れたい食材のひとつです

食べると痩せるものを正しく活用する4つの食べ方

「食べると痩せるもの」をリストアップするだけでは不十分で、これらの食材を「どのように食べるか」という食べ方が、効果を最大化するうえで同等に重要です。

正しい食べ方を理解することで、食材の栄養価を最大限に活かしながらカロリーを抑えて体脂肪を落とす食事設計が実現します

①たんぱく質を毎食1品確保する習慣をつくる

「食べると痩せるもの」を活用するうえでもっとも重要な食べ方のポイントが、毎食たんぱく質を1品確保することです。

1食に鶏むね肉・卵・豆腐・納豆・鮭・ツナ缶(水煮)のいずれかを必ず1品取り入れることで、1日に必要なたんぱく質量(体重60kgの方で72〜90g)を3食に均等に分けて摂取できます。

たんぱく質を一度に大量摂取するよりも、毎食に分けて摂取するほうが筋肉の合成効率が高まり・食事誘発性熱産生が各食事で発揮され・腹持ちが1日を通じてよくなるというメリットがあります。

「朝食・昼食・夕食に必ずたんぱく質1品」というシンプルなルールを習慣にするだけで、ダイエット中の食事設計は大きく改善します

②野菜・海藻・きのこを食事の最初に食べる

「食べると痩せるもの」を活用する2つ目の食べ方のポイントが、野菜・海藻・きのこを食事の最初に食べる「ベジファースト」の実践です。

食物繊維を多く含む食材を食事の最初に摂ることで、食後の血糖値の急上昇が抑えられてインスリンの過剰分泌を防ぎ、脂肪蓄積が起こりにくくなります。

さらに食物繊維を先に摂ることで胃が物理的に満たされ、その後の主食・主菜の食べすぎを自然に防ぐ効果があります。

食べる順番は「野菜・海藻・きのこ(食物繊維)→たんぱく質(肉・魚・卵・大豆製品)→主食(ご飯・パン・麺類)」が基本であり、この順番を守るだけで同じ食事内容でも体への影響が大きく変わります

食事の最初にわかめの味噌汁・きのこのスープ・海藻サラダを1品追加するだけで、この食べ方を簡単に実践できます

③調理法は蒸す・茹でる・焼くを基本にする

「食べると痩せるもの」を選んでも、調理法を誤ると大量の油やソースが加わってカロリーが大幅に増えてしまいます。

食用油は1g=約9kcalとエネルギー密度が非常に高く、大さじ1杯(約12g)で約108kcalのカロリーがあります。

たとえば鶏むね肉(皮なし100g・113kcal)を揚げてフライにすると200〜300kcalを超えることがあり、「食べると痩せる食材」の特性を大幅に損なってしまいます。

調理法の優先順位は「蒸す・茹でる>焼く(油なし・少量)>炒める(少量の油)>揚げる」の順であり、電子レンジを活用した無油調理も鶏むね肉・魚・野菜に対して時短かつ低カロリーに仕上げられる優秀な方法です

炒め物に油を使う場合は大さじ1杯を計量してから使う習慣をつけることで、無意識の使いすぎを防ぐことができます

④かさ増し食材で満腹感を高めながらカロリーを抑える

「食べると痩せるもの」を活用する4つ目の食べ方が、かさ増し食材を積極的に活用することです。

かさ増しとは、肉・魚・ご飯などの主要食材に対してきのこ・こんにゃく・海藻・もやし・野菜などの低カロリー食材を加えて食事の物理的なボリュームを増やすことです。

ご飯にきのこを混ぜた「きのこご飯」は、白米だけの場合と同じ量を食べても全体のカロリーが低くなるうえ食物繊維が増えて血糖値の急上昇も抑えられます。

ハンバーグに木綿豆腐や豆腐・こんにゃくを混ぜることで肉の使用量を減らしてカロリーを抑えながらボリューム感を維持でき・麺類の量を半分にしてこんにゃく麺で代替する「半カロリー化」も食べ応えを保ちながらカロリーを削減できる実践的な方法です

「量を減らす我慢」ではなく「同じ量で低カロリーを実現する」というかさ増しの発想が、「食べると痩せるもの」を最大限に活かす食べ方の核心です

よくある質問

食べると痩せるものは本当に存在しますか?

厳密には「食べるだけで体脂肪が溶ける食材」は存在しませんが、「積極的に食べることでカロリー収支の赤字をつくりやすくなる食材」は確かに存在します

高たんぱく質の食材は食事誘発性熱産生が約30%と高く・低カロリー高食物繊維の食材は満腹感をつくってトータルの摂取カロリーを抑え・筋肉量を守る食材は基礎代謝を維持して消費カロリーを高く保つという仕組みで、「食べることで痩せやすい状態」をつくることは科学的に根拠があります。

大切なのはこれらの食材を「魔法のように痩せる」と期待するのではなく、「カロリー収支の赤字をつくりやすくする食材選び」として正しく位置づけて、毎日の食事設計に取り入れることです

食べながら痩せるためにはどんな食材を選べばよいですか?

もっとも優先すべきは「高たんぱく・低カロリー・低脂質」の食材です

鶏むね肉・ささみ・卵・豆腐・納豆・鮭・ツナ缶(水煮)・タラを毎食1品確保することを基本にしながら、野菜・きのこ・海藻・こんにゃく・もやしで副菜を豊富に補い、主食を玄米・雑穀米・オートミールに置き換えることが「食べながら痩せる」食事設計の実践的な組み合わせです。

間食にはゆで卵・ギリシャヨーグルト(無糖)・素焼きナッツ(25g程度)・無調整豆乳などを取り入れることで、血糖値を安定させながら空腹感を抑えてトータルの摂取カロリーを管理しやすくなります

間食に食べると痩せやすいものはありますか?

ゆで卵・ギリシャヨーグルト(無糖)・素焼きナッツ(一握り20〜25g程度)・無調整豆乳・チーズ(1〜2切れ)がダイエット中の間食に適した「食べると痩せるもの」です

これらはたんぱく質を含んで腹持ちがよく・血糖値の急上昇が起こりにくい低GI食品であり・1日200kcal以内という間食のカロリー目安内に収めやすい食材です。

加糖飲料・スナック菓子・菓子パンなどと比べて血糖値への影響が穏やかなため、インスリンの過剰分泌を防いで脂肪蓄積を起こりにくくする間食として優れています

食べると痩せるものを食べるとき、食べ方に工夫は必要ですか?

食材を選ぶことと同じくらい「食べ方」が重要です

毎食たんぱく質を1品確保する・野菜・海藻・きのこを食事の最初に食べる・調理法は蒸す・茹でる・焼くを基本にする・かさ増し食材でボリュームを増やすという4つの食べ方のポイントを実践することで、「食べると痩せる食材」の効果を最大限に引き出すことができます。

また食べる速度も重要で、ひと口20〜30回を目安によく噛んでゆっくり食べることで食事開始から約20分後の満腹シグナルが機能しやすくなり、少ない食事量でも十分な満腹感を得られます

まとめ

「食べると痩せるもの」が存在する理由は「食事誘発性熱産生が高くカロリーとして蓄積されにくい(たんぱく質)」「低カロリー・高食物繊維で満腹感をつくる(野菜・きのこ・海藻)」「筋肉量を守って基礎代謝を維持する(高たんぱく質食材)」という3つの仕組みにもとづいています。

たんぱく質カテゴリーでは鶏むね肉・ささみ・卵・豆腐・納豆・鮭・ツナ缶(水煮)・タラが「食べると痩せる食材」の代表格として毎食取り入れるべき食品です

野菜・海藻・きのこカテゴリーでは、きのこ類・わかめ・ひじき・めかぶ・ブロッコリー・小松菜・キャベツ・こんにゃく・もやしが「量を気にせず積極的に食べてよい」低カロリー高食物繊維の食材です。

主食は白米からオートミール・玄米・雑穀米への置き換えで血糖値の急上昇を抑え、間食にはギリシャヨーグルト(無糖)・無調整豆乳・ゆで卵が適しています。

これらの「食べると痩せるもの」を正しく活用するためには「毎食たんぱく質を1品確保・野菜を最初に食べる・調理法を蒸す・茹でる・焼くを基本にする・かさ増し食材を活用する」という4つの食べ方のポイントを実践することが、効果を最大化する鍵です

参考文献

[1] 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
https://fooddb.mext.go.jp/

[2] 厚生労働省 e-ヘルスネット「食物繊維の必要性と健康」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-001.html

[3] 厚生労働省 e-ヘルスネット「肥満と健康」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-001.html

[4] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html

[5] 厚生労働省 e-ヘルスネット「加齢とエネルギー代謝」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-02-004.html

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