何故神経が壊死したのでしょう?

一般歯科Q&A:31歳 女性 主婦(09/27)


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何故神経が壊死したのでしょう?

いつも大変参考にさせていただいております。この度も宜しくお願い致します。7月半ばから右小鼻の横を押すと軽い痛みがありました。痛くなったり治ったりを繰り返しておりましたが、一週間程前に急激に痛くなり、顔に触れない程になり少し腫れてきました。そして痛いところを押すと前歯にずーんと響くのです。歯科医を受診したところ、以前治療した歯の神経が壊死、腐敗していると言われ、神経を取る処置をしたようです。化膿していると言われましたが、現在膿が出たような感じは無く、今まで開放していたものを仮止めしたので、痛みが少し増しました。抗生剤は飲んでいます。これは膿が出ないと痛みが治まらないのですか?歯茎は腫れていなくて、痛みの場所は鼻の横と上の方なので膿みもかなり上の方にあるのかなと思うのですが、このまま歯から排出されるのでしょうか?
笑ったりすると顔が痛いです。この後どんな経過を辿りますか?また、何故神経が壊死したのでしょう?

 以前に治療した歯が長期間経過した後で、神経が壊死することは珍しい事ではありません。おそらく、神経に近い部分まで歯を削ってあり、神経が過剰に反応することなく徐々に炎症が進行した結果、壊死を起こしたものと想像されます。
 壊死を起こすと神経組織が腐敗しているために、歯根の先に膿瘍形成します。そのため、局所の圧が高まって激痛を感じるようになります。このような場合、圧力の開放を促すために根管治療後は密閉しないように綿を詰めるだけの根管開放などをおこなうのが一般的です。根管治療を行なっている間に、微量の膿は吸引されているので歯から膿が直接排出されるようなことは殆どありません(症例によって驚くほどの出血と排膿を繰り返す場合があります)。
 根管内を消毒して、根尖部分に治癒機転が起これば痛みを全く感じなくなります。仮止めをした段階で痛みがでるのは、根管内を消毒する薬剤のためか、根尖部分の膿瘍がまだ活発化しているのかのどちらかです。処置後、時間の経過と共に痛みが減弱する場合には良好な経過と判断できます。痛みが消失しない場合には、内圧の上昇が考えられるので即座に仮止めを外す必要があります。
 痛みが消失した場合には、歯の神経を除去した場合と全く同じなので、単純に詰めたり、被せたりする治療が必要となります。
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