埋伏過剰歯の摘出手術

小児歯科Q&A:6歳 女性 その他(02/08)


相談者評価:なし
6才の娘が前歯永久歯が1本多く、今度の春休みに摘出手術をする予定なんです。

6才の娘のことです。以前、前歯を打ってレントゲンをとった際、上の前歯の永久歯が一本多いと言われました。2本は生え変わり、その下(歯茎の中)に一本あるそうです。今度の春休みに摘出手術をする予定なんですが、どんな風に手術するのか、麻酔は部分か全身か、何時間かかるか、金額的なこと、術後間もない頃はどんな生活をすればいいかなど全然聞けていません↓↓娘には手術のことは怖がらせるだけだから、当日まで言わないでと言われてます。私はいろいろ考えて不安で…どうか詳しく教えて下さい。

 上顎の前歯部に、過剰歯と呼ばれる歯があることはそれほど珍しいことではありません。骨の中に埋まっている事から埋伏過剰歯と呼ばれます。症例によっては、逆方向(鼻の方向に歯が向いている)を向いている逆性埋伏過剰歯と呼ばれるものもあります。
 抜歯の方法はレントゲン検査などにより、現在ある歯の表側にある場合には唇側の歯肉を切開して、内側にある場合には口蓋側の歯肉を切開、剥離、骨を除去して取り出します。小さな手術となりますが、比較的簡単なものです。抜歯後は縫合して、約1週間後に特に問題がなければ抜糸で終了となります。傷口を指などで触れなければ、日常生活に全く問題はなく、食事等も普通でよいでしょう。麻酔方法ですが、特に問題がなければ局所麻酔でおこなうものですが、じっとしていられないと判断すれば全身麻酔の可能性があります。埋伏過剰歯の抜歯で注意が必要な事は、周囲にある永久歯の歯根を傷つけてはいけないと云うことです。現在の年齢で、前歯の歯根はまだ完全には形成されていませんので歯根を傷つけてしまうと、歯根が短く形成されたり歯根吸収が起こる可能性があります。
 そこで、埋伏過剰歯を抜歯する正当な理由が必要です。今、現在、埋伏過剰歯があることによってどんな不都合があるのか、放置することによってどんな障害が起きる事が予想されるのか、現在の年齢で行なう必要が本当にあるのかなどが疑問としてあがります。再度、これらの疑問について明確な回答を得た上で処置に臨まれることをお勧めいたします。
●関連する用語から探す
埋伏過剰歯 抜歯 逆性 手術  摘出